北海道と熊本、半導体協定締結へ 8月2日、経済交流を活性化

記者会見する北海道の鈴木直道知事＝20日午後、道庁

　北海道と熊本県は20日、半導体関連分野での連携強化に向けた協定を8月2日に締結すると発表した。北海道では次世代半導体の国産化を目指す新会社「ラピダス」が工場の立地を進め、熊本県では半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）が新工場を建設している。関連産業集積を目的に経済交流を活性化する狙いだ。

　北海道の鈴木直道知事が8月2日、熊本県を訪れ、蒲島郁夫知事と協定書を交わす予定。

　ラピダスの小池淳義社長、北海道大の寳金清博学長、熊本大の小川久雄学長らも同席し、産官学が一体となって半導体産業を担う人材育成に取り組むことも確認する。