村田兆治さんの情熱受け継ぐ 奄美大島で8月に「離島甲子園」

離島で行った親善試合で、地元チームの選手と握手を交わす村田兆治さん＝2005年5月、長崎県対馬市

　「離島甲子園」と呼ばれる全国離島交流中学生野球大会が8月下旬、鹿児島県・奄美大島で開かれる。提唱者で元プロ野球ロッテ投手の村田兆治さんが亡くなってから初めての開催。実行委員長の安田壮平奄美市長は「村田さんの離島甲子園に懸けた情熱を受け継いでいくことを心から誓う」と話し、声援を呼びかけた。

　通算215勝を挙げ、昨年11月に72歳で亡くなった村田さんは「離島の子どもたちに夢と希望、勇気をもってもらいたい」と野球を指導して回っていた。2008年に大会がスタート。奄美大島出身でソフトバンクの大野稼頭央投手も出場経験者だ。

　9都県の26自治体から集まった25チームが出場する。