旧統一教会7回目調査は97項目 26日に文書発送へ

宗教法人審議会に臨む永岡文科相＝25日午後、東京・霞が関

　永岡桂子文部科学相は25日、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）に対して宗教法人法に基づく7回目の質問権を行使するため、宗教法人審議会に調査内容を諮問し、了承された。97項目について報告を求める文書を26日に発送する。回答期限は8月22日。

　永岡文科相は「解散命令請求の適否を適正に判断するため、提出資料の精査・分析を継続している」と述べた上で、問題点を細部まで明らかにするために7回目の調査が必要とした。

　過去6回は（1）組織運営や財産・収支（2）旧統一教会の法的責任を認めた民事判決（3）教団本部がある韓国への送金（4）信者でつくる「信徒会」の活動実態―などに関して尋ねた。