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完全養殖ウナギ量産目指す 人工授精で稚魚から成育

共同通信 / 2023年7月29日 6時54分

人工授精で生産した「シラスウナギ」(水産研究・教育機構提供)

 30日は多くの人がうな丼やかば焼きを味わう土用の丑の日。ニホンウナギを絶滅の危機から守りつつ、安心して食べられる未来を実現しようと、完全養殖での量産に向け取り組みが進んでいる。今は稚魚(シラスウナギ)を河口などで採捕して育てているが、河川改修による環境悪化や過剰な漁獲が要因とみられる不漁が続く。国は2050年までに全て人工的に受精させて生産した稚魚に切り替える目標を掲げており、官民が安定生産を目指し試行錯誤している。

 環境省は13年、天然成魚の漁獲量が継続的に減少していることからニホンウナギを絶滅危惧種に分類。翌14年には国際自然保護連合(IUCN)も同様に指定した。

 7月、静岡県南伊豆町にある国立研究開発法人「水産研究・教育機構」の施設では、大きな水槽の底で7~8匹のウナギが絡み合っていた。「雄で200グラムほど。かば焼きとしてよく出回る大きさ」とシラスウナギ生産部の須藤竜介グループ長。卵をふ化させて育てた成魚から卵と精子を採取、人工授精して得た。

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