コクヨ、デジタル対応の机を開発 多様化する授業に、8月発売予定

デジタル対応の机と椅子の開発を担当したコクヨの斎田清隆さん＝26日、大阪市

　文具大手コクヨは、全国の小中学生にタブレットなどのデジタル端末を1人1台配る「GIGAスクール構想」が進む中、多様化する授業スタイルに対応した机と椅子を開発した。8月に発売する予定で、学校向けの机と椅子としては約23年ぶりの新商品だという。

　机の天板には、タブレットや教科書を立てかけられる「GIGAポケット」を備えた。端末操作時の前傾姿勢などを考慮し、椅子の座面を立体的にデザイン。机と椅子の脚には、工具を使わずに高さを調節できる機能や、授業に集中できるように引いても音が出にくい素材のキャップを採用した。

　予定している希望小売価格は税抜きで、ポケット付きの机が3万4400円。