スイスも日本産の輸入規制撤廃へ 15日に、福島含む10県の食品

　東京電力福島第1原発事故後にできた日本産食品の輸入規制に関し、スイスが15日に撤廃する見通しであることが1日、福島県への取材で分かった。福島を含む10県の一部食品を対象に義務付けてきた放射性物質の検査証明書を不要とする。

　スイスは欧州連合（EU）に加盟していないが、3日に規制を撤廃することが決まっているEUと連動する形となる。原発事故後、55の国・地域が輸入規制をしたが、スイスの撤廃後に規制を続けるのは、中国や韓国など10の国・地域に縮小する。

　内堀雅雄知事が7月31日、在日スイス大使館を表敬訪問した際、アンドレアス・バオム駐日大使から規制撤廃の方針を伝えられたという。