F16の訓練完了、来夏以降か 開始延期が原因、米紙報道

ウクライナ東部ドネツク州で歩兵訓練に参加するウクライナ兵＝11日（ゲッティ＝共同）

　【キーウ共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は11日、欧州でF16戦闘機の訓練を受ける第1陣のウクライナ人操縦士の訓練完了が、来年夏以降にずれ込む見通しと報じた。ウクライナ政府と軍高官の話としており、訓練開始が何度も延期されたことが原因という。

　ウクライナのクレバ外相は7月、来年3月末までに軍がF16を運用可能になることに期待を示していた。ウクライナは反転攻勢の加速にF16が必要と主張しており、運用開始が遅れれば、戦局に影響しそうだ。

　同紙は、第1陣として訓練を受けるのは6人で、まず英国で4カ月英語を学び、実機訓練は来年1月に開始予定としている。