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中国、日本産水産物輸入3割減 検査強化の影響

共同通信 / 2023年8月19日 10時58分

北京市内の販売店で売られる日本産のウニ(手前右)。入荷が激減し1箱だけ残っていた=7月(共同)

 【北京共同】中国税関総署が19日までに発表した貿易統計によると、中国が7月に日本から輸入した水産物の総額は前年同月比28.5%減の2億3451万元(約46億円)だった。前月比では33.7%減だった。

 東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に反対する中国が、日本から輸入した水産物に対して7月上旬に全面的な放射性物質検査を始めたことが影響したとみられる。

 同総署は7月7日、処理水の海洋放出について「事態の推移を見ながらあらゆる必要な措置を取る」との談話を発表。直後の8~9日ごろに上海や広東省深センなどで検査が始まった。

 放射性物質検査の影響で、冷蔵品の通関には約2週間、冷凍品は約1カ月かかっているとされる。中国南部の税関では冷蔵品の鮮魚などが留め置かれ、検査に時間がかかって鮮度が保持できず、計約1億円の被害が出たとみられる。その後、冷蔵品の対中輸出は事実上困難になっていた。

 中国外務省の毛寧副報道局長は7月、税関で留め置くなどの措置について「国民の健康に責任を負わなければならない」と正当化していた。

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