認知症新薬、承認へ 初の進行抑制効果
共同通信 / 2023年8月22日 0時15分
厚生労働省の専門部会は21日、製薬大手エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」の製造販売承認を了承した。厚労省は近く承認する見通し。年内にも保険適用される可能性があり、病気の原因物質を除去することで進行抑制を狙った初の認知症薬となる。
認知症高齢者数は、2025年に約700万人、65歳以上の約5人に1人に達するとの試算がある。患者の6~7割がアルツハイマー病とされる。レカネマブは待望の新薬となる見込みだが、投与対象が早期の患者に限られるほか、脳のむくみといった副作用、高額な薬価による財政圧迫なども懸念される。
レカネマブは、患者の脳内に蓄積し、神経細胞を傷つけているとみられるタンパク質「アミロイドベータ」に結合し除去する抗体の薬で、病気の原因に働きかける「疾患修飾薬」と呼ばれる。エーザイなどは今年1月16日に承認を申請。審査期間を短縮する「優先審査」の対象になっていた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「加齢による物忘れ」と認知症をどうやって見分けるか…認知症専門医が診断室で問いかける"3つの質問"
プレジデントオンライン / 2024年7月20日 7時15分
-
睡眠の質が低下するとアルツハイマー病に近づく…睡眠医療の第一人者が教える「ボケない眠り方」大公開
プレジデントオンライン / 2024年7月8日 7時0分
-
米、アルツハイマー薬を承認 「ドナネマブ」、日本で申請中
共同通信 / 2024年7月3日 8時24分
-
米FDA、イーライリリーのアルツハイマー薬を承認 エーザイに次ぎ2例目
ロイター / 2024年7月3日 6時7分
-
エーザイとバイオジェン、アルツハイマー病薬「レカネマブ」を中国で発売
ロイター / 2024年6月28日 11時42分
ランキング
-
1急増の外国人観光客に人気の公道カート 事故や苦情が増加 安全対策強化求める声も
産経ニュース / 2024年7月20日 20時30分
-
2足立の花火、打ち上げ直前に中止 雷雨の見込みで 東京・荒川
毎日新聞 / 2024年7月20日 20時31分
-
3市販薬の乱用、年間65万人 10代、50代の割合多く
共同通信 / 2024年7月20日 18時32分
-
4都内のコロナ患者数が10週連続で増加、5月の連休明けから増え始め…手足口病の感染も拡大
読売新聞 / 2024年7月20日 14時40分
-
5「しつけのため暴行」内縁の夫が母親に説明 愛知7歳女児死亡
日テレNEWS NNN / 2024年7月20日 18時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)