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ウクライナ聖堂、「危機遺産」に ロシア侵攻、キーウとリビウ

共同通信 / 2023年9月16日 10時38分

ウクライナの首都キーウにある「聖ソフィア大聖堂」=8月(共同)

 【パリ共同】サウジアラビア・リヤドで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は15日、文化遺産に登録されているウクライナ首都キーウ(キエフ)の「聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群」と西部リビウの歴史地区について、存続が危ぶまれる「危機遺産」に指定した。ロシアの侵攻による爆撃などの危機にさらされているのが原因。

 世界遺産委は今年1月、ウクライナ南部オデッサの歴史地区についても、世界遺産登録の決定と同時に、侵攻を踏まえ危機遺産に指定している。

 世界遺産委はキーウとリビウの遺産について「戦争による潜在的な危機に脅かされている」と指摘。「爆撃による衝撃波に対しても脆弱だ」と強調した。今後、財政・技術的な支援を受けやすくなる。

 世界遺産に被害を及ぼす行為は条約で禁じられているが、ウクライナではロシア軍による文化財への攻撃が後を絶たない。指定によってロシアの攻撃や破壊に歯止めがかかることを狙う。

 キーウは1990年、リビウは98年に世界遺産に登録された。

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