米南部州司法長官に無罪 捜査介入疑惑の弾劾裁判

15日、米南部テキサス州上院の弾劾裁判に出席した同州のパクストン司法長官（中央）ら（AP＝共同）

　【ロサンゼルス共同】米南部テキサス州上院は16日、同州のパクストン司法長官（共和党）の弾劾裁判で無罪評決を下した。連邦捜査局（FBI）の捜査に介入したなどとして弾劾訴追されていた。パクストン氏と近いトランプ前大統領はソーシャルメディアで「歴史的な勝利だ」と無罪評決を歓迎した。

　州下院は多くの共和党議員を含む賛成多数で弾劾訴追を決めたが、州上院の弾劾裁判で賛成した共和党議員は2人にとどまり、有罪に必要な3分の2に届かなかった。米メディアは、共和党内の亀裂が浮き彫りになったと伝えた。