退職金の優遇課税見直さず 政府与党、「骨太方針」を転換
共同通信 / 2023年10月30日 23時6分
政府、与党が、24年度税制改正では、同じ会社に長く勤めるほど退職金への課税が優遇される現行制度を見直さない方向となったことが30日、複数の関係者への取材で分かった。岸田政権が6月に決定した「骨太方針」に「見直す」と明記したが、一部の人は退職金の手取り額が減る可能性があり、SNSに「サラリーマン増税」との投稿が相次いで炎上した。政府、与党は増税批判を回避する。
政府は、11月2日に閣議決定する経済対策で24年6月から所得税と住民税を減税する。並行して、増税につながりかねない退職金課税の見直しに踏み切れば、理解は得られないと判断した。与党の税制調査会幹部は「議論はするが、結論は急がない」と話し、25年度以降の税制改正での結論を目指す。
現行制度は、退職金から控除額を引いた金額の2分の1に所得税と住民税が課せられる。控除額は勤続20年まで毎年40万円、20年超では毎年70万円が積み上がる。勤続20年は800万円、勤続30年では1500万円で、勤続20年超の控除額を減らす案を検討する構えだった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
所得税と住民税が節約できる「iDeCo」はもっとフル活用できる! “もったいない”現状で見直したい人とは?
Finasee / 2024年9月17日 11時0分
-
会社に「勤続30年」の役員がいます。かなりの額の「退職金」が出るのでは?と社内で噂に…。退職金の相場がいくらか知りたいです
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月17日 4時30分
-
【知らないと損してるかも】会社から「退職所得の受給に関する申告書」を提出するように言われましたが提出したほうがよいのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月9日 1時0分
-
パワフルに「格差是正」するのは所得税か消費税か 岸田首相が避けた「税制論議」新首相はどうする
東洋経済オンライン / 2024年9月3日 8時30分
-
定年を迎える前に絶対知っておきたい。退職金は「一時金」で受け取るのと「年金」で受け取るのとではどちらがお得?
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月30日 4時30分
ランキング
-
1「選対委員長」トレンドに 小泉進次郎氏の起用方針報道に賛否「セクシーな選択」「務まるの?」
日刊スポーツ / 2024年9月28日 15時17分
-
2「被災地来て」「防災省を」=自民・石破総裁に注文相次ぐ―石川県輪島市など
時事通信 / 2024年9月27日 19時35分
-
3新たに2遺体、死者13人に=続く災害、大きな爪痕―能登大雨1週間
時事通信 / 2024年9月28日 18時40分
-
4《芸能人とヤクザの黒い交際》「沖縄のドン」から追放された羽賀研二容疑者と弘道会幹部の20年の蜜月 「幹部から4億円を借りていた」
NEWSポストセブン / 2024年9月28日 17時30分
-
5党幹事長に森山氏、選対は小泉氏 菅前首相に副総裁就任を打診へ
共同通信 / 2024年9月28日 22時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください