財務副大臣、進退明言せず 税金滞納問題

神田憲次財務副大臣

　自民党の神田憲次財務副大臣は10日の衆院内閣委員会で、自身の税金滞納問題を巡り野党から進退への考え方を問われ「私の立場についての言及は控えたい」と述べた。9日は辞任しない意向を示していた。立憲民主党の本庄知史氏への答弁。

　神田氏は9日の参院財政金融委員会で、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回にわたって差し押さえを受けたことを認めた。

　ただ10日の委員会で税金滞納の具体的な内容を問われると「（9日は）いずれも固定資産税の滞納だと答えたが、現在、滞納額なども含めた事実関係を精査している」と話した。