公的年金2年連続目減りへ 24年度0.4%分引き下げ
共同通信 / 2023年11月16日 18時40分
2024年度の公的年金の受給水準が物価や賃金の上昇分に追い付かず、目減りする見通しであることが16日、ニッセイ基礎研究所の試算で分かった。賃金が3.0%上昇するのに対し、年金額は2.6%の増加にとどまる。少子高齢化に応じて賃金などの上昇幅よりも年金額を抑える仕組みが働いて0.4%分が引き下げられるため。目減りは2年連続。
同研究所の中嶋邦夫上席研究員が試算した。目減りは、年金額を抑制する「マクロ経済スライド」という仕組みが適用されるためで、将来の年金水準を維持する効果がある。物価高騰に苦しむ家計には打撃となる。
公的年金は自営業者らが入る国民年金と、会社員ら向けの厚生年金があり、年金額は物価や賃金の増減に連動して毎年度改定される。試算によると、23年の物価は3.1%、過去3年分で計算した賃金は3.0%それぞれ伸びる。年金額の改定ルールでは、今回は伸び幅の小さい3.0%を基準とし、マクロ経済スライドによって0.4%分を引き下げるため、年金額は2.6%増となる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
80歳以上長生きするなら年金は69歳受給開始がお得…いつ受け取ればいいか一目瞭然の「損益分岐点一覧表」
プレジデントオンライン / 2024年7月18日 8時15分
-
将来の年金「2割減額」は本当か?…7月3日発表「年金の財政検証」まさかのミスリーディング【経済評論家が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月13日 9時15分
-
月収30万円、32歳サラリーマン…最新の政府試算で判明した、65歳でもらえる「衝撃の年金額」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月5日 5時15分
-
順風満帆の老後のはずが…月収65万円・59歳の勝ち組サラリーマン、〈まさかの年金減額〉に悲鳴「なにかの間違いでは」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月4日 11時15分
-
【令和6年度改定】「年金額」「国民年金保険料」「在職老齢年金」について確認してみよう!
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月27日 9時30分
ランキング
-
1電話番号案内「104」終了へ…NTT東・西、スマホ普及で需要落ち込む
読売新聞 / 2024年7月18日 22時18分
-
2TBS退職→Netflixと5年契約「50代P」選んだ道 「不適切にもほどがある」「俺の家の話」手掛けた
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 12時30分
-
3半世紀も"主役"フロッピーディスクの栄枯盛衰 「なにそれ?」と知らない世代も増えてきた
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 8時0分
-
4三菱UFJが首脳3人処分へ 報酬減額、情報無断共有で
共同通信 / 2024年7月18日 18時25分
-
5セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)