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ガザ北部、3学校攻撃で多数犠牲 国連、最大病院「絶望的」

共同通信 / 2023年11月19日 20時56分

イスラエル軍の空爆後、パレスチナ自治区ガザで立ち上る煙=19日(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】国連は18日、イスラエル軍が地上侵攻するパレスチナ自治区ガザ北部で住民が避難する三つの学校が攻撃され、犠牲者が多数出たと明らかにした。国連要員は18日に北部ガザ市の地区最大のシファ病院に入り「絶望的」と説明。AP通信はガザ保健当局の話として新生児30人が19日に病院から移送されたと伝えた。米紙は、イスラム組織ハマスが拘束する人質の解放と5日間の戦闘休止を巡る交渉の合意が近いと報じた。

 国連によると、北部で17、18日に攻撃された三つの学校は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営。うちジャバリヤ難民キャンプの学校での犠牲者は数十人から200人という報道がある。別の学校では50人超が死亡したとの情報もある。

 世界保健機関(WHO)はWHOなどの要員が18日に1時間、シファ病院に入ったと発表。医療従事者25人、赤ちゃんや透析患者ら患者291人が残っていた。避難していた住民2500人は退避し集団埋葬地もあった。APによると新生児はエジプトに搬送される。

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