ラクソン氏、27日に首相就任 NZ、たばこ禁止法撤廃へ

連立政権樹立で合意した、ニュージーランド次期首相のラクソン氏（右）とニュージーランド・ファースト党のピーターズ党首＝24日、ウェリントン（ゲッティ＝共同）

　【シドニー共同】ニュージーランドで先月行われた総選挙で勝利した国民党のラクソン党首は24日、ACT党とニュージーランド・ファースト党と3党連立政権を樹立することで合意したと発表した。ラクソン氏は27日に首相に就任する。3党は、現在の子どもが生涯にわたって紙巻きたばこを吸えなくするための世界初の法律を撤廃することで一致した。

　この法律は、2009年以降に生まれた人にたばこを販売したり、譲ったりした人に高額の罰金を科すもので、当時のアーダン労働党政権が主導して法改正が実現。今年から施行された。国民党とACTは、小規模なたばこ販売店への影響などに懸念があるとして反対していた。