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市議、1票差当選の維持求め提訴 栃木・小山、県選管が無効判断

共同通信 / 2023年12月8日 17時18分

当選無効の取り消しを求めて提訴し、記者会見する片山照美氏(左)=8日、東京・霞が関の司法記者クラブ

 4月に実施された栃木県小山市議選(定数28)で次点候補と1票差で当選した片山照美氏(67)が8日、再点検で2票を無効として当選を無効と判断した県選挙管理委員会の裁決の取り消しを求めて東京高裁に提訴したと明らかにした。提訴は6日付。

 市議選は4月23日に実施。片山氏は1049票を獲得して当選し、1票差で敗れた次点候補が調査を求めた。市選管は片山氏の当選を有効としたが、県選管は11月、2票に書かれた「!」の符号などが関係のない事項の記載に当たるとして無効と裁決した。

 訴状では「どの候補者に投票したかを判断し得る以上、有効投票とすべきだとするのが判例の立場だ」と主張している。

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