1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

化石燃料「廃止」言及せず COP28文書案、批判も

共同通信 / 2023年12月11日 23時32分

COP28の会場で予定を表示するモニターを確認する参加者ら=11日、アラブ首長国連邦のドバイ(共同)

 【ドバイ共同】国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)は閉幕予定まで残り1日となった11日、議長が新たな成果文書案を公表した。各国に求める取り組みとして、2050年の温室効果ガス排出実質ゼロに向け、化石燃料の消費と生産を減らすことなどを例示したが、一部の国が主張し焦点となっていた「段階的廃止」の文言は盛り込まなかった。

 環境団体からは「全く不十分だ」と批判が上がった。化石燃料の廃止を巡っては、強硬に反対する一部産油国や産業界のロビー活動が活発化していた。

 国連のグテレス事務総長は文書案公表に先立ち会場で「全ての化石燃料を段階的に廃止し、エネルギー転換を加速させる必要性がある」と、各国に意欲的な内容での合意を呼びかけた。

 パリ協定は各国が独自の排出削減策を実施し、世界全体の現状を確認した上で、さらに高い目標を設定し努力を高める5年周期のサイクルを回す仕組みがある。今年は現状確認の年に当たる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください