国債想定金利、1.9%に 政府予算案、17年ぶり引き上げ
共同通信 / 2023年12月20日 12時2分
政府が2024年度の当初予算案で、借金である国債の利払い費の算出に使う想定金利を23年度の1.1%から1.9%に引き上げる方向で調整していることが20日分かった。引き上げは17年ぶり。日銀の金融政策の修正を背景に長期金利が上昇傾向にあるのを反映する。これを要因に国債の返済と利払いを合わせた国債費は23年度当初の25兆2503億円を上回り、過去最大を更新する。
政府は当初予算案を22日に閣議決定する。社会保障費や防衛費も増え、一般会計の歳出(支出)総額は110兆円超とする方向で、大詰めの調整を続けている。
概算要求では想定金利を1.5%と設定し、国債費は23年度当初比2兆8921億円増の28兆1424億円、うち利払い費は1兆849億円増の9兆5572億円と見込んでいた。
23年度当初では国債費が歳出総額の2割超を占めた。想定金利の引き上げで国債費がさらにかさみ、財政運営は一段と厳しさを増す。
想定金利は日銀の金融政策などを考慮し、一定の余裕を持たせて設定する。
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