町長のパワハラ問題で調査委 愛知・東郷町議会

愛知県東郷町議会の本会議で答弁する井俣憲治町長（左）＝21日午後

　愛知県東郷町の井俣憲治町長（57）が職員にパワハラやセクハラをした疑いがある問題で、町議会は21日の本会議で、原因の調査や再発防止策を検討する特別委員会を設置すると全会一致で決めた。今後、職員への聞き取りなどを行う。町長は同日、2024年1月からの3カ月間、自らの給与を30％減額する条例案を提出した。

　自らの進退に関しては、今後設置する第三者委員会の結論を待って判断する意向を重ねて示した。条例案には副町長と教育長の給与を3カ月間、5％減額することも盛り込まれた。町長は「本人から申し出があった」としている。