大阪に7世紀後半の「飛鳥仏」 法隆寺献納宝物と酷似
共同通信 / 2023年12月24日 17時13分
大阪府和泉市の寺院「天受院」に安置されていた仏像が、日本国内で仏像制作が始まる飛鳥時代に作られた7世紀後半の「飛鳥仏」と鑑定されていたことが24日分かった。東京国立博物館が所蔵する法隆寺献納宝物第150号如来立像(国重要文化財、7世紀前半から中頃)と、正面でU字形に垂れ下がる衣の表現などがよく似ており、金属成分も純銅に近く、古代の金銅仏として矛盾しないことも分かった。
天受院の仏像は銅造如来立像で、高さ約30センチ。和泉市が市史編さんに伴い、市内の各寺院を調査。外見から飛鳥仏と想定されたが、後の時代に飛鳥時代の仏像をまねて作る例もあることから2017年に奈良国立博物館に成分分析を依頼。成分は純銅に近く、古代の金銅仏の特徴と一致していた。
150号像も高さ27センチで、制作方法、金属成分もほぼ変わらないが、天受院の仏像は、やや簡略化した表現があり、市は7世紀後半と判断、20年に市文化財に指定された。
天受院は中世の創建で、この仏像は江戸時代の厨子に納められていた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【東京・三井記念美術館】特別展「文明の十字路 バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰 ―ガンダーラから日本へ―」9月14日より開催
PR TIMES / 2024年7月24日 16時45分
-
空海の寺の“1200年の至宝”が東博に大集結! 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」がスゴかった
マイナビニュース / 2024年7月19日 14時0分
-
能登でレスキュー歴史資料を展示 仏像や文書「地元誇りに」
共同通信 / 2024年7月18日 9時0分
-
東京国立博物館とTOPPAN、密教彫刻の最高傑作である東寺講堂の立体曼荼羅を紐解くVRを上演
PR TIMES / 2024年7月16日 13時15分
-
貴重な美術品を眺めながら、悠久の歴史に思いをはせる 特別展「奈良大和路のみほとけ―令和古寺巡礼―」を開催
OVO [オーヴォ] / 2024年7月3日 13時33分
ランキング
-
1【速報】北海道内で「業務スーパー」フランチャイズ7店舗を運営のケヒコと関連2社が破産申請
HTB北海道ニュース / 2024年7月29日 13時9分
-
2「1万円の宿泊規程」では出張もできない…「東京のホテル平均3万円超え」が示すインバウンド需要の大変化
プレジデントオンライン / 2024年7月29日 9時15分
-
3“スマホの失敗”が痛かったバルミューダ。「トースター」に代わるヒット作が“生まれにくい”理由
日刊SPA! / 2024年7月27日 8時53分
-
4【続報】稲佐の浜で見つかった遺体 行方不明の16歳の男子高校生と判明 島根県出雲市
日本海テレビ / 2024年7月29日 16時41分
-
5「俺がマブダチをやるわけがない…」知人男性を殺害した疑いで逮捕の男(74)容疑を否認 函館市
HTB北海道ニュース / 2024年7月29日 17時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)