血液製剤不足、治療に支障 厚労省が安定供給へ輸入計画変更
共同通信 / 2023年12月25日 5時46分
免疫が関わるさまざまな病気に有効な血液製剤の免疫グロブリン製剤が需要急増で不足し、厚生労働省が25日までに、本年度の輸入量を1.4倍に増やすため需給計画を変更した。製剤は乳幼児に多い川崎病の治療にも使われ、都立小児総合医療センターは4都県の29病院に緊急調査を実施。うち6病院に製剤不足による患者の転院例があるなど治療に支障も出ていることが分かった。
免疫グロブリンは抗体機能を持つタンパク質で、献血血液から製剤が作られる。重症感染症などの治療で長年使われ、川崎病の急性期のほか、近年は神経疾患のギラン・バレー症候群や慢性炎症性脱髄性多発神経炎と適応疾患が拡大。厚労省研究班の報告では国内供給量がこの10年で1.5倍程度に増えたとされる。
新型コロナ関連の制限緩和で受診控えが減ったことも影響したとみられ、今年4月には国内販売する全4社の製剤が限定出荷に。厚労省の血液事業部会は10月、本年度の需要見込みを約257万本から約273万本に変更し、輸入目標量を約50万本から約71万本に増やすことを決めた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1京急百貨店内のうなぎ料理店の丑の日向け弁当で130人食中毒、90代の女性死亡
読売新聞 / 2024年7月29日 21時23分
-
2大雨被害が次々と明らかに…住宅や農業・漁業など 広範囲にわたって甚大な被害 各地を取材
ABS秋田放送 / 2024年7月29日 19時1分
-
3「俺がマブダチをやるわけがない…」知人男性を殺害した疑いで逮捕の男(74)容疑を否認 函館市
HTB北海道ニュース / 2024年7月29日 17時43分
-
4北海道内で7店舗運営の会社が経営破綻…どうなる「業務スーパー」18日からストも決行
STVニュース北海道 / 2024年7月29日 16時10分
-
5『佐渡島の金山』世界遺産効果で「宿泊予約が一気に増えた」金山にちなんだユニークメニューも! 新潟県
BSN新潟放送 / 2024年7月29日 20時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)