台湾、「原発ゼロ」か再稼働か 総統選、エネルギー政策に影響も
共同通信 / 2024年1月10日 15時5分
【台北共同】13日投開票の台湾総統選では原発の在り方も争点で、各候補者が舌戦を繰り広げている。与党、民主進歩党(民進党)候補の頼清徳副総統は将来的に「原発ゼロ」を目指し、最大野党、国民党候補の侯友宜・新北市長は温暖化対策を理由に再稼働を訴える。安定した電力供給は常に課題となっており、選挙結果はエネルギー政策に影響しそうだ。
「間違った政策だ」。侯氏は昨年末の政見発表会で、頼氏が掲げる2025年までの脱原発方針を批判した。台湾は22年の総発電量のうち約8割を火力発電に依存。侯氏は日米など主要国が原発回帰に進んでいると指摘し、台湾も原発を活用することが「世界の潮流に合致する」と強調した。
対する頼氏は「なぜ今になって原発の延長や建設再開を主張するのか」と反撃。民進党の蔡英文政権下で、電力の供給余力を示す予備率は「需要のピーク時でも10~15%で保っている」と実績を誇った。
台湾のシンクタンクによると、約千人を対象に実施した世論調査で6割以上が大規模停電に「不安を感じる」と回答し、原発が必要だとの答えも多かった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
河野デジタル相、原発など視察 再稼働必要との認識示す
日テレNEWS NNN / 2024年7月31日 22時18分
-
原発再稼働でも電力不足 自民・河野氏、新たな需要増で
共同通信 / 2024年7月31日 20時40分
-
日本の電力3割を担う石炭に危機「脱炭素と言われても最低限必要なものは国として明示すべき」石川和男が指摘
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年7月27日 9時0分
-
台湾・頼総統「主権確保」強調 民進党、就任後初の党大会
共同通信 / 2024年7月21日 19時52分
-
2023年の再エネ比率は9.5%、2026年末に20%の目標達成を見込む(台湾)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月17日 15時40分
ランキング
-
1【解説】“報復は義務だ”…イラン・ハメネイ師が声明 ハマス指導者暗殺、ガザ停戦交渉に影響は?
日テレNEWS NNN / 2024年8月1日 20時50分
-
2シーシェパード創設者引き渡し 日本側から要請 デンマーク
AFPBB News / 2024年8月1日 19時41分
-
3イスラエル軍、ガザ市の学校を攻撃 少なくとも15人死亡
ロイター / 2024年8月2日 4時11分
-
4「SHEIN」商品に発がん性物質 新たに水着などからも確認…浮き輪からは基準値の218.5倍
日テレNEWS NNN / 2024年8月1日 19時5分
-
5ドイツ首相「難しい決断」 反ロシア派殺害の男を釈放
共同通信 / 2024年8月2日 7時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)