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避難所の妊婦、負担重く 切迫早産、命のリスクも

共同通信 / 2024年1月10日 17時31分

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県内では、10日時点で2万6千人以上が避難所に身を寄せ、中には妊娠中の女性もいる。専門家は心身共に負担を感じやすく、切迫早産など妊娠経過の悪化や命のリスクもあるとして注意を呼びかけている。

 妊娠中の避難生活は、環境の変化によるストレスなどで血圧の上昇やぼうこう炎、切迫早産などが指摘されている。神奈川県立保健福祉大教授で産婦人科医の吉田穂波さんは「リスクを自覚しにくいが合併症で母子の命を奪う懸念もある」と支援の重要性を強調する。

 避難所では塩分が高く水分が少ない食生活となりやすい。さらに活動量が少ないと、腰痛や便秘、口内炎などの不調も起きやすい。

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