政府、支援策を月内策定 首相「被災地の声反映を」

非常災害対策本部会議で発言する岸田首相（左から2人目）＝16日午前、首相官邸

　岸田文雄首相は16日の能登半島地震に関する非常災害対策本部会議で、被災者の生活再建支援の政策パッケージを月内に取りまとめるよう関係閣僚に指示した。「被災地の声がしっかり反映されるよう作業を進めてもらいたい」と述べた。非常災害対策本部で、閣僚と被災自治体の首長が直接意見交換する機会を設ける考えも示した。

　2次避難に関し、避難先での生活に不安を抱えるケースがあると指摘。衣食住の提供や罹災証明書の交付、被災者生活再建支援金の支給など生活支援を徹底するよう求めた。保育所や学校生活に関する情報提供を適切に行うよう要請した。