大韓航空、代替機がソウルへ 新千歳、足止めの乗客ら乗せ

　北海道の新千歳空港で、離陸前のソウル行きの大韓航空機が隣に止まっていたキャセイパシフィック航空機と接触した事故で、足止めされていた乗客らは大韓航空が用意した代替機で17日午前4時40分ごろ、韓国・仁川国際空港に到着した。

　事故は16日午後5時半ごろ発生。誘導路まで車両で押されて移動していた大韓機の左主翼がキャセイ機の右尾翼付近に接触し、損傷した。

　大韓機の乗客乗員計289人にけがはなかった。香港行きのキャセイ機には乗客乗員は乗っていなかった。両機とも火災や燃料漏れはなかった。

　新千歳空港を運営する北海道エアポートによると、大韓機は当時、雪の影響で出発が3時間半遅れていた。