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平城京、「一等地」に倉庫群? 整然と6棟、計画配置か

共同通信 / 2024年1月25日 17時19分

平城宮正門に当たる朱雀門(奥)に近い「左京三条一坊二坪」の調査区=25日午前、奈良市

 奈良市の平城京跡で、平城宮に近い「一等地」から、東西方向に整然と並んだ6棟の掘っ立て柱建物跡(奈良時代)が見つかり、奈良文化財研究所が25日、発表した。建物は小規模で倉庫群や作業場だった可能性がある。貴族の邸宅や役所が想定されるエリアで、研究所の担当者は「なぜ倉庫のような建物があったのか。今後の調査の鍵になりそうだ」と話した。

 研究所は、平城宮正門に当たる朱雀門から南東に約200メートルの「左京三条一坊二坪」という区画を調査している。朱雀大路や二条大路に近く、京内で重要な場所だったと想定されている。

 建物群は南北約5~7メートル、東西約3~4メートル。南側の柱筋がそろっており、建物は東西に整然と並んでいることから、計画的に配置されていたとみられる。つぼやかめなどの貯蔵具が多く見つかり、バックヤードのような性格だと考えられるという。建物群の南側と東側には掘っ立て柱塀があり、塀で区画していた可能性がある。

 現地説明会は27日午前11時~午後3時。

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