イスラエルへの圧力訴え ハマス、国際社会に

　【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは26日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所（ICJ）がパレスチナ自治区ガザでの戦闘でイスラエルにジェノサイド（民族大量虐殺）を防ぐよう命じたことを歓迎する声明を発表した。「国際社会はイスラエルに決定を順守させなければならない」とし、イスラエルへの圧力を強めるよう訴えた。

　ハマスは、ICJによる仮処分（暫定措置）について「ガザのパレスチナ人に対するあらゆる形態の武力攻撃をやめるよう求めたに等しい」と強調。最終的な判決で「イスラエルにジェノサイドだと有罪宣告が下るのを心待ちにしている」とした。南アフリカの提訴を「高貴な人道的行動だ」と称賛した。