JR東、沿線火災で運転見合わせ 京浜東北線など、影響5万8千人

火災で焼け焦げたJR京浜東北線沿線の建物。中央上は大森駅のホーム＝4日午後0時32分、東京都大田区（共同通信社ヘリから）

　4日午前10時10分ごろ、東京都大田区にあるJR大森駅付近の建物から出火したと119番があった。JR東日本は、京浜東北線と東海道線の運転を一時見合わせた。区間運休は計23本に上り、最大約3時間20分の遅れが出た。乗客約5万8千人に影響した。

　JR東によると、大森―蒲田間では京浜東北線を途中停車させ、乗客約800人を線路上に降ろし、徒歩で近くの踏切まで誘導した。午前10時15分ごろから運転を見合わせ、復旧は午後1時半過ぎだった。

　警視庁大森署や消防によると、燃えたのはラーメン店が入る建物と隣接する建物の2棟で計約35平方メートル。爆発音がしたとの通報もあり、原因を調べる。