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日本は4強ならず、狂った歯車 ロングボールに防戦一方

共同通信 / 2024年2月4日 16時20分

試合終了間際、ペナルティーエリア内でイランのカナニ(13)を止めにいく板倉。PKを与え勝ち越しを許した。GK鈴木=アルラヤン(ロイター=共同)

 【アルラヤン(カタール)共同】サッカーのアジア・カップで3大会ぶり5度目の優勝を目指した日本代表が準々決勝で敗退した。3日、カタールのアルラヤンでイラン代表に1―2と逆転負けし、4強入りを逃した。

 狂った歯車を修正できなかった。前半28分に先制する展開から一転、ロングボールを主体にプレスも強化したイランに押し込まれ、後半は防戦一方に。球の出どころを抑えられず、競り合い後のこぼれ球もことごとく拾われた。10分に追い付かれると、ロスタイムにPKを与えて万事休した。

 PKにつながる反則など精彩を欠いたDF板倉(ボルシアMG)は「敗因は自分にある。代表選手としてピッチに立つ資格はない」と、厳しく自らを責めた。

 3バックとする手もあった。森保監督は「3バックにしたりサイドバックを代えたり、圧力のあった相手のサイド攻撃の対策は考えた」が、実際は前線の三笘(ブライトン)南野(モナコ)を投入以降も妙手はなく「交代カードをうまく切れなかった」と認めた。

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