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中国政府、金を大量購入 脱「ドル依存」、制裁への備えか

共同通信 / 2024年2月16日 15時58分

スイス南部の金精製加工所で造られた1キロの金塊=2011年7月(ロイター=共同)

 中国政府が外貨準備として金を大量購入している。購入から売却を差し引いた純購入量は昨年、約225トンに上り、国別でトップ。一方で米国債の保有は減らしており、ロシアのような経済制裁を受ける事態に備えて、ドル資産への依存を減らす狙いとみられる。

 国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、世界の中央銀行による昨年の純購入量は1037トン。中国は全体の2割強を占め、データがある1977年以降で最大の純購入量となった。ポーランド、シンガポール、リビアが続いた。

 中国人民銀行(中央銀行)によると、今年1月末まで15カ月連続で金を買い増し、保有量は約2245トンとなった。ウクライナ侵攻を始めたロシアに対し、先進国は制裁として資産凍結を決定。中国はこの動きに危機感を強め、2022年11月から金保有を急速に増やし始めた。

 他方、米財務省の統計によると、中国が保有する米国債は昨年末時点で8163億ドル(約122兆4千億円)。1兆ドルを超えていたウクライナ侵攻前と比べて約2割減った。

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