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海自護衛艦がカンボジア寄港 中国支援の海軍基地をけん制か

共同通信 / 2024年2月22日 17時3分

護衛艦「すずなみ」(左)と、式典に参加する海上自衛隊員ら=22日、カンボジア・シアヌークビル(共同)

 【シアヌークビル共同】海上自衛隊の護衛艦が22日、中国の支援を受けて拡張工事が進むカンボジア南西部のリアム海軍基地にほど近いシアヌークビル港に寄港した。工事は今夏にも完了するとされ、日米は中国軍の海外拠点となる恐れを懸念。今回の入港は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、中国けん制の狙いがありそうだ。

 リアム基地には中国海軍の艦船が昨年12月に寄港し、外交筋は「極めて珍しい」と指摘した。

 22日、護衛艦「すずなみ」と練習艦「しまかぜ」が入港。海自の指揮官柳原誠1等海佐は「国際法を順守し、海洋秩序の維持に寄与する」と述べ、カンボジアとの関係を強固にしたい考えを示した。

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