被爆者と2世のゲノム解析 放影研、24年度以降に開始
共同通信 / 2024年3月2日 18時33分
日米共同で運営する放射線影響研究所(放影研)は、広島、長崎の被爆者とその子どもたち「被爆2世」のゲノム(全遺伝情報)解析の計画について、2024年度以降に約500家族を対象に本格調査を始める方針だ。4月に広島、長崎両市で市民向けの公開シンポジウムを開き、調査への理解を図っていく。
調査は原発事故などによる被ばくの次世代影響の解明にも応用できる可能性がある一方、被ばくを巡り新たな差別を招く恐れもある。被爆2世への健康被害はこれまで分かっておらず、当事者は期待と不安が交錯する。
放影研によると、調査は1985年から定期的に血液などの提供を受けてきた約500家族の約1500人が対象。親の放射線被ばくが子どもの健康に与える影響を調べるのが目的で、ゲノム変異を解析し、今後、論文で研究成果を発表する。
神谷研二理事長は「調査は社会にインパクトを与えるので、社会に理解していただいて進める必要がある」と強調。「必要な情報を発信し、意見を受けて最終的な調査時期を決める」と述べた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「また地震が来る」 最大震度6弱の被災地、臨時情報終了も残る不安
毎日新聞 / 2024年8月15日 18時36分
-
2村の男たちはくわで家族を手にかけた―。91歳女性が証言する、沖縄戦の集団自決 「息絶えた母の横で、死んだふりをして生き延びた」逃げ場のない島で起きた地獄絵図
47NEWS / 2024年8月15日 10時30分
-
3言えなかった「死なないで」 戦艦「大和」乗る父との最後の会話
毎日新聞 / 2024年8月15日 15時30分
-
4台風7号が非常に強い勢力に 関東接近時も衰えず荒天に警戒を
ウェザーニュース / 2024年8月15日 22時1分
-
5南海トラフ臨時情報、注意呼び掛け終了 日ごろの備えは継続を
毎日新聞 / 2024年8月15日 17時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)