番組ロケで事故、海保に虚偽報告 毎日放送、スタッフ骨折

海上保安庁

　毎日放送は6日、和歌山県沖での番組ロケ中に遊漁船が揺れ40代スタッフが腰を打ち、全治2カ月の腰椎圧迫骨折と診断されたと発表した。事故の直後、社員のディレクターが海上保安庁に乗船人数を実際より少なく偽って報告していたことも明らかにした。

　同局によると、2月27日、情報バラエティー「せやねん！」の収録中、遊漁船が高い波を受け、事故が発生。20代の男性ディレクターは「定員7人を超えた8人が乗った状態は違法だと思い、それが分かると放送ができなくなると考え、1人少なく報告してしまった」との趣旨の話をしているという。

　海保の捜査で、遊漁船が有効な船舶検査証書を所持していなかったことも判明。