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脳神経細胞の繊毛、肥満に関与 腹八分目で中年太り予防

共同通信 / 2024年3月7日 1時1分

中年太りの仕組み(イメージ)

 脳の神経細胞の外側にある繊毛の長さが痩せやすさに関与し、加齢や食べ過ぎで短くなると中年太りを引き起こすことがラットの実験で分かったと、名古屋大などのチームが6日付の米科学誌に発表した。食事量を制限すれば繊毛が短くなりにくいことから「中年太りを防ぐためには、腹八分目の控えめな食生活を続けることが重要だ」としている。

 チームは、遺伝性肥満の関連遺伝子として知られる受容体に注目。この受容体がラットの神経細胞の「一次繊毛」というアンテナ状の構造体に集中していることを突き止めた。

 遺伝子改変で一次繊毛を短くしたラットは食べる量が増え、体重が増加。一次繊毛の長さが肥満の原因と結論付けた。

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