東電、賃上げ満額回答 原発事故前の年収回復

　東京電力ホールディングスは14日、2024年春闘で、労働組合が要求した年収水準の4％引き上げに満額回答し、労組と妥結したと発表した。今回の賃上げで、福島第1原発事故前の年収水準を回復するという。満額回答は2年連続となる。

　初任給は学歴に応じて9300～1万3600円引き上げる。東電は原発事故後、一般社員の平均年収を一時20％削減した後、段階的に増額させていた。