大統領選、プーチン氏圧勝動かず 信任演出へ高投票率狙う

15日、モスクワでロシア大統領選に投票する女性（左）（ゲッティ＝共同）

　今月17日開票のロシア大統領選は16日、2日目の投票が行われた。投票は大きな混乱なく進んでおり、最終的な投票率は約70％と予想される。ウクライナ侵攻の継続を明言し、支持率で他候補を大きく引き離す現職プーチン大統領（71）の圧勝は動かない見通しだ。

　政権は高い投票率で80％以上を得票し、目標達成まで侵攻を続ける方針に国民の信任を得たい意向。投票は最終日の17日夜に開票され、集計結果発表は18日になる。

　ウクライナ国境の西部ベルゴロド州などでは無人機や長距離砲の攻撃が続く。プーチン氏は15日の安全保障会議で国防強化を表明。政権への結集を訴えた。