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大阪、「ガザのため何ができる」 市民ら疑問投げ合う

共同通信 / 2024年3月28日 6時57分

トークイベントで、パレスチナ自治区ガザの情勢を語る早稲田大の岡真理教授(左)=26日、大阪市西区

 イスラエルの攻撃が続くパレスチナ自治区ガザのために日本で市民ができることを考えようと、大阪市で28日までに、早稲田大の岡真理教授(現代アラブ文学)によるトークイベントが開かれた。参加者は「デモや街宣をしても、日本政府が動かない」などと悩みや疑問をぶつけ合った。

 大阪市西区の書店「MoMoBooks(モモブックス)」で26日夜に開かれ、オンラインを含め約70人が参加。岡さんは「封鎖されたガザの中で5カ月以上、ジェノサイド(民族大量虐殺)が続いている。社会インフラや共同体も破壊され、これはホロコーストだといえる」と強調した。

 ある参加者は「イスラエルに対する怒りを、なぜもっと多くの人と共有できないのか」と打ち明けた。岡さんは「テレビを見ているだけでは、ハマス側に非があると感じてしまう」とし、交流サイト(SNS)で積極的に現地の情報を集めるのが大切と語った。

 岡さんは「日本人は、地震の被災者には共感するが、歴史的、政治的な不正義に怒る感度は低い。歴史教育では支配された側に立って学ぶこともない」と話した。

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