「イスラエルを支援できず」 米、民間人保護求め通告

バイデン米大統領（左）とイスラエルのネタニヤフ首相（AP＝共同）

　【ワシントン共同】米ニュースサイト、アクシオスは5日、バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との4日の電話会談で、パレスチナ自治区ガザの人道支援関係者や民間人を保護する具体策を取らなければ「イスラエルを支援することはできない」と通告したと報じた。複数の関係筋の話としている。

　バイデン氏は武器供与をやめるのかどうかには言及しなかった。ガザ情勢を巡り米イスラエルの溝が深まっている。

　電話会談でバイデン氏は、ガザへの人道支援を再開するため即時停戦を求めた。ネタニヤフ氏は戦闘を休止する必要はないと応じ、人道支援のために新たな措置を取ると説明した。