JRA騎手、藤岡康太さん死去 35歳、レースで落馬

藤岡康太さん

　日本中央競馬会（JRA）の騎手で、レース中の落馬事故で入院していた藤岡康太さんが10日午後7時49分、死去した。35歳。滋賀県出身。JRAが11日、発表した。6日に兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われたレースで落馬し、頭部と胸部を負傷して入院。関係者によると、意識不明の状態が続いていた。

　藤岡さんは2007年3月に騎手デビューし、JRA通算803勝。重賞は22勝をマークした。G1は09年にジョーカプチーノでNHKマイルカップを制し、昨年にはナミュールでマイルチャンピオンシップに勝って2勝目を挙げた。父の健一さんは調教師で、兄の佑介さんもJRAの現役騎手。