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元通訳を24億円送金容疑で訴追 米連邦地検「大谷選手は被害者」

共同通信 / 2024年4月12日 10時32分

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(右)と水原一平容疑者=2月、ロサンゼルス(ゲッティ=共同)

 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルスの連邦地検は11日、銀行詐欺容疑で大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳、水原一平容疑者(39)を訴追したと発表した。違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5千万円)以上を不正に送金したとしている。大谷選手は送金を知らず、許可もしていないとして被害者に当たると指摘した。

 連邦地検によると、水原容疑者は送金のため、大谷選手を装って銀行に電話した疑いがある。大谷選手は先週、捜査当局から事情聴取を受け、送金への関与を否定した。送金や違法賭博について関知していなかったことを示す証拠として、携帯電話を提出した。

 ロサンゼルスの連邦地裁は水原容疑者が12日に同地裁に出廷すると明らかにした。水原容疑者が正式に起訴され、有罪評決が出れば、最高で禁錮30年が科される可能性がある。

 連邦地検によると、水原容疑者は2021年9月に違法スポーツ賭博を始めた。

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