円安「物価上昇に影響なし」 日銀総裁、当面は緩和継続
共同通信 / 2024年4月26日 19時45分
日銀の植田和男総裁は26日、政策金利の維持や国債購入の継続を決めた金融政策決定会合後に記者会見し、足元の円安進行について「基調的な物価上昇率に大きな影響は与えていない」との認識を示した。当面は「緩和的な金融環境が継続する」とも説明し、日米の金利差が縮小しないとの見方から円相場は会見中に一時1ドル=156円台後半に下落した。
植田氏は今後について、円安が物価に無視できない影響を与えた場合は「金融政策の判断材料になる」とも語った。
日銀はこの日、経済や物価の見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表。2024年度の消費者物価上昇率は前年度比2.8%、25年度と26年度はいずれも1.9%と見込んだ。賃金と物価がそろって上がる好循環が続くと判断した。
植田氏は会見で、物価上昇率が日銀の予想通りに推移すれば「政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」と述べ、物価情勢を点検した上で追加利上げを判断する考えを示した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
見えてきた、植田日銀総裁が目指す利上げの姿(愛宕伸康)
トウシル / 2024年5月1日 8時0分
-
円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
-
日銀、政策金利を据え置き 決定会合、物価見通しは引き上げ
共同通信 / 2024年4月26日 13時11分
-
「金融政策の変更もありえる」植田総裁、追加利上げを示唆するも…日銀、4月会合は「現状維持」を予想。追加利上げの実施時期は?【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月23日 14時0分
-
訂正物価の基調上昇なら、緩和度縮小「考えないといけない」=日銀総裁
ロイター / 2024年4月9日 16時33分
ランキング
-
1ドンキの“固すぎる”Tシャツがじわじわ売れている 開発者が生地の厚みにこだわったワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月6日 8時0分
-
2「認知症にだけはなりたくない」高齢者が多いが…実は「恐れる必要はない」と和田秀樹氏が断言する“これだけの理由”
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月6日 10時0分
-
3なぜラスクをギフト菓子に変えられたのか…ガトーフェスタハラダが「王様のおやつ」で年商200億円を築くまで
プレジデントオンライン / 2024年5月6日 10時15分
-
4「中国市場に頼りすぎていた」資生堂1500人早期退職募集で見えた"名門ブランド企業"3つの低迷理由
プレジデントオンライン / 2024年5月6日 8時15分
-
5アングル:インドIT企業、地方都市へ相次ぎ進出 人材確保やコスト削減狙い
ロイター / 2024年5月6日 8時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください