円乱高下、一時160円台 5円急騰、為替介入か
共同通信 / 2024年4月29日 19時28分
【シンガポール、東京共同】週明け29日の外国為替市場で円が対ドルで急落し、一時1ドル=160円台を付けた。1990年4月以来34年ぶりの円安ドル高水準。日本が祝日で取引量が少ない中で、日米金利差を意識した円売りドル買いの流れが加速。その後は一時154円台後半まで5円程度急上昇し、乱高下した。
市場関係者によると、日本政府、日銀が為替介入を実施した可能性がある。財務省の神田真人財務官は29日、財務省内で記者団に対し、為替介入の有無について「ノーコメント」と述べた。「(円相場の)激しい変動が国民経済にもたらす悪影響は看過しがたい」と強調した。
日銀が前週末に金融政策決定会合で現状の緩和政策維持を決定。海外市場でも当面追加利上げがないとの観測が広がった。一方、米国はインフレ圧力が根強く、連邦準備制度理事会の利下げ開始が遅れるとの見方が強い。
日本時間29日午前に円売りが加速し、一時1ドル=160円台前半に下落。午後になると一転して円買いが急速に進んだ。円が売られる場面もあり、荒い値動きとなった。
この記事に関連するニュース
-
植田日銀が「利上げ」めぐり板挟み腰砕け…余計なサプライズで円安加速
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月16日 9時26分
-
ドル下落で一時1ドル=154円台半ば、米景気先行き不安で一段と売られる可能性も
トウシル / 2024年6月5日 16時0分
-
“歴史的円安”が異例の長期化…「1ドル=160円」の再来はあり得るのか→為替のプロの回答
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月4日 10時15分
-
【約9.8兆円】政府・日銀が「過去最大の為替介入」に踏み切ったワケ…「再介入」の条件は?【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月3日 15時0分
-
円買い介入が過去最大9.7兆円 財務省発表、4~5月で2日濃厚
共同通信 / 2024年5月31日 20時18分
ランキング
-
1不当な減額、発注元800社=建設や自動車など―経産省の下請け調査
時事通信 / 2024年6月21日 19時31分
-
2認証不正問題、本当に悪いのは国交省とトヨタのどちらなのか…欧米で使われる「アンフェア」の本当の意味
プレジデントオンライン / 2024年6月21日 16時15分
-
3円安によって多くの日本人は再び豊かになる 今の円安に対して過剰に反応してはいけない
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 9時30分
-
4コカコーラを日本一売った男の「営業力」の源泉 「雨風に曝され、つらい外回り」に先輩の教え
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 18時0分
-
5年金月20万円のはずが…定年後も働く65歳、心穏やかな「出戻り社員」のもとへ年金機構から〈戦慄の通知〉が届いたワケ【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月21日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)