琴桜10番、大関陣は精彩欠く 稽古総見、照ノ富士は脇腹痛

稽古総見で汗を流す琴桜＝東京・両国国技館

　大相撲夏場所（12日初日・両国国技館）を前にした横綱審議委員会による稽古総見が2日、東京・両国国技館で一般公開によって行われ、大関2場所目で琴ノ若から改名した琴桜は豊昇龍、貴景勝、霧島の3大関らとの申し合いで6勝4敗といまひとつの内容だった。

　豊昇龍は7勝5敗、2度目のかど番で臨む霧島は6勝5敗、貴景勝は1勝5敗と精彩を欠いた。先場所途中休場の横綱照ノ富士は参加したが、左脇腹痛で土俵に上がらなかった。新小結大の里は大関陣に3勝3敗と健闘した。

　小結復帰ながら右膝を痛めている朝乃山、先場所で新入幕優勝の尊富士は欠席した。