盗撮疑いの元参事官に出頭要請 シンガポールに帰国、警視庁

　東京都港区の銭湯で2月、男子中学生を盗撮した疑いがある在日シンガポール大使館（港区）の元参事官の男性（55）について、警視庁は14日までに、外務省などを通じて大使館側に出頭要請した。捜査関係者への取材で分かった。

　シンガポール外務省によると、元参事官は任期を終え4月中旬に帰国。出頭要請に応じるかどうかは不透明だ。警視庁は児童買春・ポルノ禁止法違反（製造）や性的姿態撮影処罰法違反（撮影）などの疑いで、書類送検を視野に捜査を進めている。

　捜査関係者によると、元参事官は銭湯の脱衣所でスマートフォンを使い、男子生徒の裸を撮影した疑いがある。