1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

能登半島の群発地震、雪影響か 重みで地下の圧力変化

共同通信 / 2024年5月21日 18時21分

雪が降り積もる石川県輪島市の「輪島朝市」周辺=3月

 能登半島で2020年12月ごろから活発化した群発地震に雪が影響している可能性があるとの分析結果を、米マサチューセッツ工科大や東京大などのチームが21日までに米科学誌に発表した。雪の重みで地下の圧力状態が変化し、地震が起きやすくなるとみている。

 チームの小原一成・東大教授(地震学)は「地震発生には、地下での力の加わり方だけでなく、雪などの環境要因も影響している可能性がある。詳しい仕組みはさらに調べる必要がある」としている。

 能登半島の地下深くには水などの「流体」の存在が指摘され、浅いエリアへ上昇した水が断層活動を誘発しているとの見方がある。地殻内の隙間を埋める水の圧力「間隙水圧」が高いと、断層が滑りやすくなると考えられている。

 チームは、半島にある複数の地震計に記録された12~23年のデータを収集。地震波が地中を伝わる速度の変動を調べた結果、夏は速く、冬は遅くなる傾向があることが分かった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください