膵臓がん、5年生存率の向上を 2種類の治験開始へ、高知大
共同通信 / 2024年6月4日 15時54分
がんの中でも発見が難しく、5年生存率が約1割とされる膵臓がん。高知大の谷内恵介准教授(55)=消化器内科学=の研究チームが、新たな薬の実用化を目指し、臨床試験(治験)に乗り出した。医療ベンチャー企業も設立し、5年生存率を最終的に約6割まで向上させることを目指す。「患者のために治療薬を必ず創りたい」と語る。
国立がん研究センターによると、2019年時点の膵臓がんの患者数は約4万4千人。初期の段階では症状が出にくく早期発見は簡単ではない。一般的にはできるだけ切除による治療を目指すが、発見が遅れると手術が難しくなるという課題があった。
治験は2種類実施する。一つは既存薬を活用したもの。マウスの実験でがんが広がるために必要な「足」の作製を抑制する効果が確認されており、人にも有効かどうかを確かめる。もう一つは遺伝子に働きかける「核酸医薬」という薬による治験。がん細胞内に入り、タンパク質を作るために必要なリボ核酸(RNA)を壊すことで、周りに広がることを抑える。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
アストラゼネカ、全国がん登録情報(匿名化情報)を活用し全国規模で肺がんの発見経緯ごとの予後に着目した日本初の研究 J-Pathway研究を開始
PR TIMES / 2024年6月19日 17時45分
-
全国の「がん遺伝子パネル検査実施患者」106人に調査 検査実施患者の半数以上が難しさを理解しつつも「治療薬・治験の拡大」を要望
PR TIMES / 2024年6月19日 15時15分
-
「世界最高のがん治療」ともてやはされる、ある治療法。だが、その治験では驚くべき評価が下されていた。産官学を横断取材し、衝撃の事実に迫った医療ノンフィクション『がん征服』本日発売!
PR TIMES / 2024年6月17日 13時15分
-
「セレンタンパク質」多いがん患者、予後が悪い傾向に 京都大学医学研究科などの研究グループ発表
京都新聞 / 2024年6月12日 18時0分
-
放射性抗体の超音波内視鏡ガイド投与による膵がんPET画像診断の医師主導治験(第Ⅰ相臨床試験)を開始
Digital PR Platform / 2024年6月11日 15時30分
ランキング
-
1「無法地帯の都知事選」"悪用する者"多発の必然 今回の選挙で"制度の穴"が浮き彫りになった
東洋経済オンライン / 2024年6月24日 9時0分
-
2唐揚げ店の閉店ラッシュは「当然の結果」。飲食大手の参入が”悪手”だった理由
日刊SPA! / 2024年6月24日 8時52分
-
3《「ほぼ裸」ポスターや立候補しない女性格闘家も》都知事選の選挙ポスター問題 「おそろしい時代」「恥ずかしい」と嘆く大人に「あたおか」と笑う小学生たち
NEWSポストセブン / 2024年6月23日 16時15分
-
4身に覚えのない当選ハガキが届く… 名古屋のプレミアム付き商品券 「亡くなった妹の名前で」「名前が違う」など
CBCテレビ / 2024年6月24日 12時12分
-
5男性に車ぶつけ30m走行、殺人未遂容疑の男「有料のレジ袋を精算せず口論になった」…熊本市
読売新聞 / 2024年6月24日 9時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください