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23年婚姻数、戦後最少47万組 新型コロナ禍後の巻き返し続かず

共同通信 / 2024年6月5日 21時32分

婚姻数の推移

 2023年の婚姻数は初めて50万組を割り込み、47万4717組(前年比3万213組減)だった。新型コロナウイルス禍で急減した21年の50万1138組を下回り、戦後最少となった。22年は3年ぶりの増加で回復の兆しを見せたが、コロナ禍後の巻き返しは続かなかった。晩婚化とともに、第1子を産む年齢が高くなる傾向も目立った。

 婚姻数は1972年の109万9984組がピーク。70年代後半から2010年まではおおむね70万組台を維持していたが、18年に初めて60万組を割るなど減少基調が続く。

 平均初婚年齢は30年前と比べて上がっている。1993年は男性28.4歳、女性26.1歳だったのに対し、2023年は男性31.1歳、女性29.7歳に。第1子を出産した際の女性の平均年齢も上がり、93年は27.2歳だったのに対し、23年は31.0歳で過去最高となった。

 平均初婚年齢を都道府県別で見ると、最高は男女とも東京で、男性32.3歳、女性30.7歳。最も低いのは、男性は島根と宮崎の30.0歳、女性は島根の28.9歳。

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