イスラエル前国防相、政権離脱 戦時内閣に打撃、総選挙要求
共同通信 / 2024年6月10日 10時47分
【エルサレム共同】イスラエルのガンツ前国防相は9日記者会見し、自身が率いる政党が戦時内閣から離脱すると表明した。「ネタニヤフ首相は(イスラエルが)真の勝利に向かうのを妨げている。信頼される政権を樹立しなければならない」と述べ、早期の総選挙実施を要求した。パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘を巡り、幅広い勢力の合意形成を図ってきたネタニヤフ政権には大きな打撃となる。
ガザ中部ヌセイラトでイスラエル軍が8日に実施した人質4人の奪還作戦は、9日のガザ保健当局の発表によると、住民ら274人が死亡した。ネタニヤフ氏は戦果を誇示し、バイデン米大統領も作戦を評価するが、民間人を巻き込んだ甚大な被害に国際社会からは非難の声も上がる。
最新の世論調査では、次期首相としてガンツ氏への期待が高まっており、政権離脱には政治的思惑もありそうだ。
ガンツ氏はガザ戦闘開始直後、挙国一致内閣が必要だとして戦時内閣に参加。ガンツ氏率いる野党の中道政党「国家団結党」も政権に加わった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)