元中国海軍艇長が小型船で台湾に 首都防衛の要衝、当局調査へ
共同通信 / 2024年6月11日 18時15分
【台北共同】中国籍の男が操縦する小型船が9日、台湾北部、新北市の淡水河の河口に沖合から進入する事件が起きた。台湾海巡署(海上保安庁に相当)を管轄する海洋委員会の管碧玲主任委員は11日、男は過去に中国海軍で艇長を務めていた疑いがあり、国家安全当局が調査すると明らかにした。
淡水河の河口は事実上の首都、台北市防衛の要所。男は台湾への亡命が目的だと説明しているが、武力攻撃に至らない「グレーゾーン作戦」で台湾側の防衛能力を試す狙いがあったのではないかとの見方も出ている。
海巡署や台湾メディアによると、男は60歳前後。海巡署は9日午前、河口沖約6カイリ(約11キロ)の海上を航行する小型船をレーダーで捕捉。その後船は河口に入り約3.4キロ航行し、別の船と接触、海巡署員が現場で男を逮捕した。
男は調べに対し、中国で反政府の言論を発表したことを通報され、迫害を恐れたため福建省寧徳の漁港から台湾に来たと話している。
管氏によると、過去1年余りで中国人が小型船などで違法に上陸を試みる事案が18件発生。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1来月の日欧の共同訓練批判=ロシア
時事通信 / 2024年6月29日 16時21分
-
2米民主党はバイデン氏の交代検討を 独高官
AFPBB News / 2024年6月29日 16時39分
-
3ウクライナ、クリミアのロシア宇宙通信施設を破壊 軍が今週攻撃
ロイター / 2024年6月29日 1時28分
-
4ニュース裏表 峯村健司 「露朝条約」にいらだち募らせる中国、三角関係に〝きしみ〟プーチン氏の訪朝、東アジアの国際秩序に地殻変動もたらす
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月29日 10時0分
-
5「中国強くなれば世界平和に」=新興国との連帯強調―習主席
時事通信 / 2024年6月28日 17時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)